サプライチェーンにおける活用事例
ブロックチェーンCordaは企業間をまたがるサプライチェーンの非効率とリスクを改善します。トレーサビリティ、決済、受発注といったユースケースで活用されています。
国内のサプライチェーンにおける事例
豊田通商
豊田通商の提供する船舶向け燃料や潤滑油の受発注を一元管理ソリューション。燃料発注から納品確認、請求書発行、受領までをオンラインで処理し、関係者間でリアルタイムに進捗を共有可能。
大林組
建設大手大林組と日建リース工業によるリース契約、支払い業務の省力化。会社間の納品伝票、請求書などの個別の状態をブロックチェーン上で共有。伝票の突き合わせ作業を削減。
SBIホールディングス
検証可能なデジタル証明書(Verifiable Credential)を発行するデジタル認証基盤を提供。サプライチェーンの事業者・事業所は、信頼できる第三者(=デジタル認証機構)が発行するデジタル証明書(Verifiable Credential)を提示することで自身の実在証明が可能。
海外のサプライチェーンにおける事例
aXedras
金のトレーサビリティ可視化ソリューション。2020年10月よりスイスにて商用化。来歴証明の簡素化とサステナビリティ、金採掘の人権問題の解決。
SMX
分子マーキングと蛍光X線分析による検出ソリューションで応用範囲の広いトレースが可能。対象物の物質の状態を選ばない。マーキングした情報をCorda上に記録。独化学大手のBASFと共同開発契約を締結。
Aerotax Technologies
航空会社と航空機サプライヤー、リース会社間の記録管理、トレース履歴管理、ステータスレポートを共有。メンテナンス、修理、オーバーホール(MRO)サービスののエンドツーエンド管理を可能に。
Vodafone
接続される全てのIoTデバイスが信頼できるIDを持って認証され、人間に代わってリアルタイムでの取引を目指している。EVと充電スタンドの間の自動決済をファーストユースケースに実証実験済み。
サプライチェーンにおけるCordaのメリット
Corda上のスマートコントラクトは、サプライチェーンの記録のための単一の真実(single source of truth)を提供します。
Cordaはパーミッションドブロックチェーンであるため、規制当局が安全な環境でサプライチェーンに関する情報にアクセスすることができるため、コンプライアンス違反に対するペナルティを軽減することができます。
当事者は、材料、原材料、最終製品の原産地、数量、移動、場所、移動をオンデマンドで把握し、検証することができます。
出荷、物流、保険などを含むサプライヤーネットワークの管理と完全な可視性を得ることで、ビジネスをより迅速かつ収益性の高いものに成長させることができます。
原材料の段階から配送後まで、サプライチェーン内の製品の位置と流れを把握することで、効率を最大化します。
記録管理と報告システムを合理化し、信頼性の高いマニフェスト、船荷証券、証明書などを確保します。