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2025年5月23日
SBI R3 Japan株式会社

米R3とSolana財団はパブリック・プライベート型ブロックチェーンの融合による次世代インターネット資本市場の創出へ向け戦略的提携を発表

SBI R3 Japan株式会社は、弊社の主要株主であり弊社が提供する「Corda」の開発元である米R3社が、2025年5月22日に、Solana財団との提携を通じて、パブリックおよびプライベートブロックチェーンの融合を主導し、新たなインターネット資本市場の実現に向けた戦略的シフトを発表しましたので、ここにお知らせします。

本リリースは R3が発表したプレスリリースR3 signals strategic shift to lead the convergence of public and private blockchains to deliver internet capital markets through collaboration with Solana Foundationから抜粋し要約したものです。本リリースに関する問い合わせはSBI R3 Japan株式会社 ビジネス推進部(メール:info-srj@sbir3japan.co.jp)までお願いいたします.

今回の提携により、R3とSolana財団は以下の実現を目指します:

  • R3のプライベートエンタープライズブロックチェーンとSolanaの高性能パブリックメインネットの統合
  • 規制の明確化とトークン化されたRWAへの金融機関需要の高まりを活用することで、金融機関によるパブリックブロックチェーンの採用推進
  • 金融機関がSolanaのスピードおよびスケールを活用することにより、広範な資産配分や流動性を強化(TradFiとDeFiの融合)


これにより、SolanaのLayer 1ネットワーク上でエンタープライズグレードのパーミッションドコンセンサスサービスが初めて実現されます。
また今回の発表は、今後パブリックブロックチェーンとパーミッションドブロックチェーンの統合を推進していくというR3の戦略的転換を示しています。

Solanaとの統合により、R3エコシステム上の100億ドル以上の規制対象資産がパブリックネットワーク上で流通することが可能になり、高品質なステーブルコインを含むエコシステム間での新たな決済オプションが開放されます。また、従来の相互運用性アプローチとは異なり、この包括的な統合により、Corda上のプライベートトランザクションがSolanaメインネット上で直接確認でき、ネットワークのパフォーマンスとセキュリティを継承し、真のトランザクションアトミック性を実現できます。

さらに、今回の提携でパーミッションドとパブリックブロックチェーンエコシステム間のギャップが埋まることで、銀行や資産運用会社といった従来の規制金融機関が、既存システムの修正や、コンプライアンス、セキュリティに妥協することなく、Solanaの規模と柔軟性,効率性を完全に活用できるようになります。

今回の提携について、R3とSolana財団それぞれ代表は以下の通りコメントしています:

Solana Foundationプレジデント Lily Liu氏:「これはパブリックブロックチェーンの金融機関採用にとって大きな前進です。R3が規制金融機関のネットワークをSolanaに導入するという決定は、パブリックブロックチェーンが金融機関対応の準備段階に達したことの強力な証明です。(中略)この提携は、資本市場の未来がパブリックインフラストラクチャ上に構築されることを示しています。Solanaエコシステムがその道を切り開いていることを嬉しく思います。」

R3の創設者兼CEO David E. Rutter氏:「私たちの目的はブロックチェーンそのものではありません。私たちの使命は実際の金融問題を解決することです。長年の基盤作りを経て、R3は私たちの経験と規制金融機関のネットワークを、最も優れた信頼できるパブリックエコシステムの一つであるSolanaとの新しいパブリックな未来に向けて導く準備ができています。(中略)これは実世界の実用性、金融機関グレードの準備態勢を提供し、規制市場の長期的な未来を形作るための適応なのです。」

またR3の長年のユーザであるClearstreamのIssuer Services & New Digital Markets責任者であるJens Hachmeister氏も今回の提携について次の通りコメントしています:

「トークン化は単に資産をデジタル化することではありません。投資家がどこにいても実世界の資産が直接かつ安全にやり取りできる、スケーラブルでグローバルなインフラストラクチャを構築することです。パブリックブロックチェーンとプライベートブロックチェーンの融合は、もはや未来の約束ではありません。今まさに起こっているのです。これは価値の移動方法における世代的変化であり、暗号通貨領域への参入を検討するあらゆる金融機関にとって魅力的な瞬間です。今後の展開を楽しみにしています。」

<別紙>
1.原文日本語訳

以 上

【本プレスリリースに関するお問い合わせ先】
SBI R3 Japan株式会社 ビジネス推進部
メール:info-srj@sbir3japan.co.jp