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「ST研究コンソーシアム」参加のお知らせ

2020年8月5日

SBI R3 Japan株式会社

 SBI R3 Japan株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:藤本 守)は、三菱UFJ信託銀行株式会社(本社:東京都千代田区、取締役社長:長島 巌)が主導する「ST研究コンソーシアム」に参加することになりましたのでお知らせいたします。本コンソーシアムは、Security Tokenの発行・管理プラットフォームの提供を目指す三菱UFJ信託銀行と、Security Tokenに関心を寄せる様々な企業・団体との共創による、社会的意義のある市場・仕組みの検討と迅速な社会実装を目指す研究会です。

 Security Tokenとは、発行体が従来の株式等に代わり、ブロックチェーン等の電子的手段を用いて発行される有価証券です。2020年5月に「情報通信技術の進展に伴う金融取引の多様化に対応するための資金決済に関する法律等の一部を改正する法律」が施行され、その中で「電子記録移転権利」が規定されるなど、Security Tokenの普及に向けた環境が整いつつあります。

【SBI R3 Japanについて】

 日本におけるCordaライセンスの提供ならびに運用支援、それらに先立つ導入支援、海外のCordaパートナーとの連携支援を目的として2019年4月より営業を開始しました。 Cordaは企業間取引での利用に特化したブロックチェーンプラットフォームであり、エンドユーザーである金融機関が主導し開発されたため、金融における業務要件を満たすものとして設計されています。特にプライバシーの面で優位性を持っており、取引を全ノードで共有することはせず、必要なノード間でのみ共有するため、第三者に取引内容を知られることがありません。後述するProgmatの実用化を念頭に、SBI R3 Japanはブロックチェーンの専門家として、ビジネス・技術の両面からST研究コンソーシアムに貢献します。

【ST研究コンソーシアムとProgmatについて】

 ST研究コンソーシアムは、三菱UFJ信託銀行と様々な企業・団体との共創による、社会的意義のある市場・仕組みの検討と迅速な社会実装を目的に、「資金調達・投資検討」 、 「アレンジ・媒介検討」 、 「技術協力・ 決済検討」の各立場の協力企業とともに2019年11月6日付で設立されました。

 Progmatは、三菱UFJ信託銀行が提供を目指す、ブロックチェーン技術を活用して証券決済・資金決済の一元的な自動執行を可能にしつつ、投資家の権利保全も併せて実現するデジタル証券基盤です三菱UFJ信託銀行では、本コンソーシアムにおける参加企業間の情報交換や具体的なテーマの共同検討を介して、Progmatの機能拡張に係る方針検討や実装、具体的な案件への展開を目指しています。

◆「Progmat」のグランドデザイン

* スマートコントラクト:第三者を介さず、契約の条件確認や履行を自動執行するブロックチェーン上のプログラム

* プログラマブルマネー:決済手段として利用しやすいよう、安定した価値を持つよう設計されているブロックチェーン上の資金決済手段

以上